IN WIN ChopinとM.2 SSDで組むコンパクトPC
自宅で使っているPCは2011年に買ったものでだいぶ年季が入ってきた。ブラウジングする程度では大して不自由していなかったが、ストレージがHDDだから起動に少し時間がかかるのが不満だ。それになによりPCを組んで遊びたい。そんなわけで久々にPCを自作することにした。今回作るPCのコンセプトは「コンパクト」だ。
ケースにはIN WINのChopinを使用し、デスクの上にも置いておけるコンパクトさに仕上げる。ChopinはMini-ITX専用ケースで電源を内蔵している。
ストレージにはM.2 SSDを使う。別にSSDを小さくしたところで外から見えるサイズは変わらないけれど、ケーブルフリーだから内部のケーブリングが少しすっきりするはずで、そういう意味ではコンパクトだ。まあM.2を使う一番の理由は単にM.2を使ってみたかったからってだけなんだけど。
せっかくM.2 SSDを使うならNVMeのやつが欲しい。SATAでも体感は変わらない気がするが、どうせなら新しい技術を試したい。そんな動機で選んだのはIntel 600pシリーズ。NVMe SSDとしては控えめな性能だが、その分お手頃価格に抑えられている。
マザボはツクモの店員におススメされたASUSのSTRIX B250I GAMINGを採用する。NVMe SSDは発熱が大きいという噂だったが、このマザーはM.2スロットにヒートシンクがついているので、SSDの冷却の点で嬉しい。
Chopin内蔵の電源は150Wと小さいので、CPUはTつきのCore i5 7600Tを選んだ。
組み立て開始
秋葉原を徘徊してパーツ一式を購入してきた。Chopinは小さくて軽量なので全部のパーツを手で持って帰れた。
上記のパーツにメモリとOS(Windows 10)を含めた全部の予算は11万弱くらい。
まずはケースにマザーボードを固定。ChopinはMini-ITXのマザーがギリギリ入るサイズに作られている。
CPUとメモリを乗っけて電源回りを配線。CPUファンはとりあえずリテールクーラーを使う。Chopinは高さ(幅?)があまりないのでファンがケースに収まるか少し心配していたが、さすがにリテールクーラーは余裕で収まった。
SSDをM.2スロットに装着する。単に挿してネジで固定するだけなので楽ちん。
SSDの上からマザボ付属のヒートシンクを被せてSSDの取り付けは完了!
残りもろもろのケーブルを配線して完成!しかしこのChopin、ケースが小さいくせにケーブル類が無駄に長くてかなり持て余す。もう少し短くてもいいのになぁ。
デスクに置いておいても全く邪魔にならないサイズに仕上がった。
Intel 600p 512Gの性能実測
せっかくNVMe SSDを入れたのでCrystalDiskMark 5.2.2で性能を計ってみた。味見程度なのでザクっとデフォルト設定(1Gx5)で計測する。
Sequential Readの高さが際立つ。この指標ではSATA SSDに対してアドバンテージが大きいといえそうだ。ただWrite系は下の記事で報告されているSATAのPlextor S3Cと比べて多少いい程度か。
とはいえ値段を考えればコスパは良いといえるのかな。正直SSDを追い込むような使い方しないし。
最後に
とりあえず今のところ快適に利用できている。
それにしても久々にPC自作できて楽しかった。PCを作ったらモニタも新調したくなってきたなー